投資信託でイオンゴールドカードを手に入れた話——2016年の裏技は2026年も使えるか検証

投資信託でイオンゴールドカードを手に入れた話——2016年の裏技は2026年も使えるか検証

カテゴリ: ライフ・IT
タグ: 比較・選定

本記事は、金融や決済の専門家ではない一人の会社員が、自身の資産運用の実体験をもとに執筆しています。クレジットカードの発行条件は変更される可能性があるため、最新の正確な情報は必ずイオンカード公式サイトでご確認ください。

イオンゴールドカードは年会費無料・海外旅行保険自動付帯などの特典がある招待制(インビテーション)のカードです。2016年当時、私は通常のカード利用ではなく投資信託の残高を使った条件で、約2ヶ月でこのカードを手に入れました。

ただし結論を先に書きますが、この方法が2026年現在も使えるかは怪しいです。当時の体験と、現在公式に案内されている条件の両方を整理します。


1. 2016年当時、私が使った条件

当時イオンの公式サイトには、ゴールドカードの発行条件として次のような情報が出ていました(インターネット上で出回っていた推測情報も含みます)。

通常のイオンカードの条件(いずれか1つ)

  1. 年間のカード利用額が100万円以上
  2. 年間のイオングループでの利用が60万円以上
  3. 年間の利用件数120件以上かつ80万円以上のカード決済
  4. 発行してから計500万円以上のカード決済

イオンカードセレクト(キャッシュカード機能付き)の条件(上記に加えて)

  • A. 定期預金残高500万円以上
  • B. 住宅ローンを利用する
  • C. 投資信託残高がある
  • D. 個人年金保険を利用する

当時の私のカード利用額は年40万円程度で、条件1〜3には届きませんでした。条件4も「500万円に到達するまで13年かかる」計算だったため、現実的ではありませんでした。

そこで選んだのが、C. 投資信託残高があるという条件です。


2. 当時やったこと:投資信託を購入してカードセレクトを申し込む

条件Cを満たすため、イオンカードセレクト(国際ブランドはMastercard)を申し込み、審査通過後にイオン銀行で投資信託口座を開設しました。

購入額と銘柄

「投資信託残高がある」という条件には具体的な金額の記載がなかったため、値下がりリスクを考慮して105万円分の投資信託を購入しました。

選んだのは「SMT 国内債券インデックス・オープン」という、当時購入手数料無料(ノーロード)・運用管理費用が低め・日本国債中心で値動きが小さいタイプの投資信託でした。

💡 このファンド、2026年現在も購入できます 「SMT 国内債券インデックス・オープン」は2026年6月時点でも運用が継続しており、NISA成長投資枠の対象ファンドとして現在も購入可能です。2026年6月19日時点の基準価額は9,844円、純資産総額は172.27億円でした。

期間騰落率
1ヵ月+1.40%
3ヵ月-1.90%
6ヵ月-2.98%
1年-6.48%
3年-14.11%
設定来-1.56%

基準価額の過去最高値は12,338円(2016年07月06日)で、これはまさに私が条件達成のために購入した直後の時期です。2016年1月のマイナス金利導入を受けた債券価格上昇のピークがこの数値に表れていると考えられます。当時の3万円の利益は、結果的にこのピーク付近に近いタイミングで売却できていたことになります。

ただし上記の騰落率を見ると、直近1年・3年では下落傾向にあります。本記事は特定ファンドの購入を推奨する記事ではなく、ゴールドカード条件達成のための「当時の選択」として紹介しているものです。投資判断は必ず最新の目論見書・基準価額をご自身で確認の上、自己責任で行ってください。

結果:約2ヶ月で招待状が到着

2015年11月末に投資信託を購入し、約2ヶ月後にゴールドカードへの切替招待状が届きました。申込書類を返送後、ゴールドカードが手元に届き、それまで使っていたイオンカードのWAONを移行して完了しました。

おまけ:当時の投資信託の損益

2016年1月29日、日本銀行がマイナス金利政策の導入を発表し、債券価格が上昇しました。保有していた国内債券型のファンドもこれに連動して上昇し、最終的に30,924円の利益が出ました。これは条件を満たすための投資が偶然プラスに働いた結果であり、再現を狙えるものではありません。


3. 2026年現在の条件を確認した

ここからが今回この記事を書く本題です。2016年当時に有効だった「投資信託残高」という条件は、2026年現在も同じように使えるのかを確認しました。

イオンの公式FAQおよび複数のクレジットカード比較サイトを確認した結果、現在案内されている基本条件は次の通りです。

項目内容
基本条件対象カードでの年間カードショッピング利用額50万円(税込)以上
判定期間毎月10日を基準日とした、過去12ヶ月間の合計利用額
案内方法条件を満たすと自動的にゴールドカードへ切り替え(インビテーション)
審査条件を満たしても、別途審査がある

複数の比較サイトでは、2016年当時にあった「定期預金500万円」「投資信託残高」といった代替条件は、現在は公式に案内されていないとの記載が見られました。イオン公式FAQでも、現在は「年間50万円(税込)以上」という利用額ベースの条件のみが明記されており、投資信託や定期預金による条件達成については言及がありません。

つまり、当時私が使った「投資信託残高」という条件は、現在は使えない可能性が高いということです。

💡 このあたりは確定情報ではありません イオン公式は「他の一定の基準を満たした方にも発行」という曖昧な表現を維持しており、投資信託条件が完全に廃止されたと明言しているわけではありません。複数の第三者サイトの記載をもとにした推測であり、確実な情報は公式サイト・公式FAQで確認することをおすすめします。


4. 古い「裏技」情報に頼るときの注意点

この経験を通じて感じたのは、クレジットカードや金融サービスの条件は、数年単位で普通に変わるということです。

  • 古いブログ記事・SNSの投稿を見て「この方法で得した」という情報は、執筆時点では正しくても、現在は条件が変わっている可能性がある
  • 特に「条件A・B・C・DのどれかでOK」のような複数経路がある制度は、選択肢自体が縮小・廃止されやすい
  • 確実に知りたい場合は、サービス提供元の公式サイト・公式FAQを必ず確認する

これは電験三種の法規科目でも同じです。過去問の正解は法改正のタイミングで変わります。「過去に正しかった情報」と「今正しい情報」を区別する習慣は、資格試験でも家計のテクニックでも同様に重要だと感じています。


5. まとめ

  • 2016年当時、投資信託残高100万円以上を2ヶ月維持する条件で、イオンゴールドカードを手に入れた
  • 2026年現在の基本条件は「年間50万円(税込)以上のカード利用」が中心で、投資信託等の代替条件は公式に案内されていない可能性が高い
  • 「SMT 国内債券インデックス・オープン」自体は現在も購入可能だが、過去数年は下落傾向にある
  • 古い「裏技」情報をそのまま信じず、最新の公式情報を必ず確認する習慣が大切

ゴールドカードを目指す場合は、まず公式サイトで最新の条件を確認した上で、自分の生活スタイルに合った達成方法を検討することをおすすめします。


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WRITTEN BY

TKappy

関西在住の生産技術エンジニア。PLCプログラミング、産業技術、ガジェットの知見を「TECH & ROOTS」として発信しています。詳しく見る

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