電験三種のおすすめ参考書——現役エンジニアが実際に使ったものを正直レビュー
目次
「電験三種、参考書が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
そう悩んでいる方に、この記事が届けばうれしいです。
私は生産技術エンジニアとして10年以上働きながら、電験三種を盆休みの短期集中+半年以内で一発合格しました。勉強中に実際に使った参考書・過去問集を、良かった点・イマイチだった点も含めて、正直にレビューします。
電験三種の参考書選びで失敗しないための3つのポイント
① 科目別か、シリーズ統一かを決める 電験三種の参考書はほぼすべて「理論・電力・機械・法規」の科目別に分かれています。つまり教科書だけで4冊になるのが普通です。まずどのシリーズで揃えるかを決め、途中で迷子にならないようにしましょう。
② 自分のレベルに合っているか確認する 実務経験者と完全初学者では、必要な参考書が異なります。現場でPLCや電気設備を触っている方は、理論の基礎よりも「計算問題の解き方」に特化した本が向いています。
③ 過去問との組み合わせを前提に選ぶ 電験三種は参考書だけでは合格できません。参考書はあくまで「理解の補助」。過去問演習との2本立てが基本戦略です。
実際に使った参考書・過去問集
① 【理解の土台づくりに】電験三種 徹底解説テキスト(実教出版)
おすすめ度:★★★★☆
こんな人に向いている
- 実務経験があり、要点を効率よく押さえたい
- 科目ごとに分けてしっかり学びたい
- 例題をこなしながら理解を深めたい
他の参考書との比較
電験三種の参考書は数が多く、どれを選ぶか迷いやすいです。主要なシリーズをざっくり並べるとこんな位置づけになります。
| 参考書 | 対象レベル | 特徴 |
|---|---|---|
| みんなが欲しかった!(TAC) | 初心者〜中級 | フルカラー、最もとっつきやすい |
| やさしく学ぶ(オーム社) | 初心者〜中級 | 丁寧だが初心者には難しい部分も |
| 徹底解説テキスト(実教出版) | 中級 | 例題が豊富・標準的・実務経験者向き |
| これだけシリーズ(電気書院) | 中級〜上級 | ボリューム大・本格派 |
| 完全マスター(オーム社) | 上級 | 最難関・最もハイレベル |
使ってみた感想
私が使ったのは実教出版の「徹底解説テキスト」シリーズ(理論・電力・機械・法規の4冊)です。構成がすっきりしていて、例題だけで各科目210問・章末問題156問とボリュームがあり、問題をこなしながら理解を深めるスタイルが自分に合っていました。
実務経験者には「あの現象はこういう理屈だったのか」と腑に落ちる場面が多く、中級者向けの標準的な参考書という評価は納得感があります。
注意点 章末問題の解説がやや薄く、途中計算が省かれている箇所があります。「なぜこうなるのか」がわからず詰まる場面もあったので、過去問集との併用は必須です。また科目ごとに著者が異なるため、理論が合っていても他科目が同じとは限りません。できれば書店で中身を確認してから購入するのをおすすめします。
② 【仕上げの総まとめに】電験3種 完全解答 10年間収録(電気書院)
おすすめ度:★★★★★
こんな人に向いている
- 試験2〜3ヶ月前から本腰を入れたい人
- 本番の時間感覚を体に染み込ませたい人
- すべての受験者(必携レベル)
使ってみた感想
正直、これがないと合格は厳しいと思います。電験三種は過去問の使い回し・類似問題が多く、「過去問を制する者が試験を制する」と言っても過言ではありません。
私が使ったのは理論・電力・機械・法規の4科目が1冊にまとまった「完全解答」(平成30年版)です。この本の使い方は実際の試験時間を計りながら解く「本番シミュレーション」 に徹しました。時間内に解き切る感覚を体に染み込ませるのが目的で、それ以外の使い方はほぼしていません。
ちなみにこの本、重たくて大きいので試験会場には持っていけません。まあ、そもそも会場に問題集は要らないんですが(笑)。あくまで自宅での練習専用と割り切って使うのがベストです。
⚠️ 現在の状況について 私が使用した「全科目まとめ版」は現在販売終了しているようです。電気書院の現行品は科目別の「10回分過去問題集」シリーズに切り替わっています。 4科目まとめて1冊で済ませたい方はTAC出版の「みんなが欲しかった!電験三種の10年過去問題集」が現在も販売されています。
注意点 10年分のボリュームがあるため、全部やろうとすると時間が足りなくなるリスクがあります。「直近5年分を本番形式で解く→解説で復習→苦手分野は古い年度も遡る」という流れが現実的です。
私の勉強スケジュール(参考)
| 期間 | やること |
|---|---|
| 4〜6ヶ月前 | 徹底解説テキストで4科目の全体像をつかむ |
| 2〜3ヶ月前 | 苦手科目のテキストを反復しながら章末問題を解く |
| 1〜2ヶ月前 | 完全解答で直近5年分を本番形式で解く |
| 直前1週間 | 苦手分野のテキストを再確認+ノート見直し |
まとめ:「役割」で使い分けるのが合格への近道
電験三種の参考書は科目別に分かれているものがほとんどで、教科書だけで4冊になります。そこに過去問集が加わるので、冊数自体はそれなりになります。大事なのは冊数を減らすことではなく、それぞれの本を「何のために使うか」を明確にすることです。
- 理解のベース:電験三種 徹底解説テキスト(実教出版・科目別4冊)
- アウトプット:電験3種 完全解答 10年間収録(電気書院)
役割を決めて使い分け、隙間時間を活用して繰り返し取り組むのが、忙しいエンジニアにとっての最短ルートだと思います。
ぜひ合格を勝ち取ってください。応援しています。
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筆者:TKappy
関西在住の現役生産技術エンジニア。現場のトラブル対応からITスキルの活用まで、実体験に基づいた技術情報を発信中。 詳しく見る